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『紅牆盗影/ミレニアム・ドラゴン』

紅牆盗影1
1999年製作 導演:高飛 領衛主演:元彪 出演:錢小豪、呉穀将

 元彪はどうしてしまったのか?

 そう思っておられめ方も多いのではないだろうか。'80年代にはコ
ンスタントに映画も公開されていたし、未公開作品もビデオやTV放
送でフォローされていたというのに。

 '90年以降はとんと見なくなってしまったばかりか、新作映画の情
報すら入ってこない…。

 そんな状態にお嘆きの方へ、新作です。といっても去年の作品で
すが。(注♯1)



  BX-2型と呼ばれる核兵器の原料を握った北のテロリストを追っ
て、南から派遣されたエージェントと、中国の調査員が手を組み(何
故?)テロ組織を壊滅させるというもの。

 まあなんだ、そのような話なんだと思います。

 なんせ、広東語の映画を字幕なしで見ているものですから。

 こう書くとそれなりに面白そうだし、ストーリーを見ても解りますが、
韓国映画のヒット作『シュリ』入ってます。第一次韓流ブームというや
つにちゃっかり便乗した作品で、韓国系の俳優さんも出ているようで
す。

 でもいちばんの悪人は錢小豪が演じているのですが、これは政治
的配慮というやつでしょうか?


 で、結論。


 この映画、まったく面白くないのだ。

 
 ビリングのトップにして主役であるはずの元彪は中盤で姿を消し、
一旦は現れるものの、終盤のアクションシーンには参加しない。これ
ではまるで“詐欺”じゃねーの!

 観る前は随分と期待したんですよ。錢小豪を筆頭に、部下役で監督
兼任の高飛、同じく手下に王龍威。彼らはいずれも邵氏出身で、嘉禾
出身の元彪とは、夢の共演になるんです。

 いまや例えとして妥当だとは思わないのだが、猪木時代の新日本プ
ロレスと、馬場時代の全日本プロレスの対決のようなものなのだ!


 近年に(注♯2)いくつかビデオ・リリースされた作品は、売りがビビア
ン・スーだったり金城武だったりするし、ピンで主演の『怒海威龍/香港
麻薬捜査官』にいたっては、ジャッキーの『警察故事Ⅲ超級警察/ポリ
スストーリー3』のまんまパクリ(注♯3)だったりする。


 こんな状況を打破するためにも、日本のソフト・メーカーは、元彪、
甄子丹、盧惠光と三大蹴撃手競演の『馬戯小子/幻影拳マジック・カン
フー』と、傑作『黄飛鴻之鬼脚七/ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャ
イナ外伝 鬼脚』を発売することで元彪の失地を速やかに回復されるべ
し!(注♯4)



 (旧香港電影的日常 2001年02月21日より転載)


 (注♯1)(注♯2)(注♯4)
いずれも01年当時の状況です。

 (注♯3)『怒海威龍/香港麻薬捜査官』の基本ストーリーは、元彪の
刑事が中国公安の女刑事・楊麗青と組んで、ゴールデントライアング
ルにおける麻薬組織を叩き潰すまでの展開がジャッキーの『警察故事
Ⅲ超級警察/ポリスストーリー3』と全く同じ。

 『警察故事Ⅲ超級警察/ポリスストーリー3』において楊紫瓊が演じた
役を、彼女がデヴューした『皇家師姐/レディ・ハード』(D&B社の看板
シリーズ)で、楊紫瓊の引退後に後を継いだ楊麗青にやらせていること
からも、これは確信犯であったことが判る。
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